無保険車傷害保険は無保険車との事故の場合に備える保険のことです
無保険車傷害保険
相手が任意の対人賠償保険へ加入していない無保険車と事故を起こした場合に備える保険が無保険車傷害保険です。
車(契約車両)に乗っている人が、他車との事故で死亡または後遺障害を被ったとき、相手に損害賠償を請求できるにもかかわらず、相手のクルマが対人賠償保険をつけていない「無保険車」のために十分な補償が受けられない場合この保険から賠償金が支払われます。
無保険車傷害保険の支払い対象の「無保険車」とは、次の4つの場合が該当します。
【1】運転車両に任意の対人保険がついてない。
【2】対人保険はついているが、運転者の故意や盗難車両、年齢条件や家族限定特約の条件に違反しているなどの理由で保険がおりない場合。
【3】対人保険はついているが、その保険金額が被害者の損害額を下回る場合。
【4】ひき逃げなどの加害者が特定できない場合。
任意の対人賠償保険への加入率は、公道を走る車両の全体の約70%、任意の自動車共済を含めても約85%しかなく、この車両が死亡事故を起こしたら、自賠責保険の限度額である3120万円(死亡と死亡にいたる傷害までの保険金を合算した金額)までしか支払い能力がありません。
さらに死亡事故では【3】の場合が現実になることも多く考えられます。また【4】の場合では、被害者が泣き寝入りするするケースも見受けられます。
こういった車両と事故に遭った場合に頼りになるのが無保険車傷害保険です。